後継社長の成長ブログ
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経営者の責任
2020-09-01
読書の学び
中小企業家同友会全国協議会で出している「人を生かす経営」を読み直す機会がありました。
中小企業における労使関係の見解が書かれた著書です。
8項目あるのですが、私的には大きく分けて3つ
1、経営者の責任
2、社員との関係性
3、より良い会社(賃金や労働環境、やりがいなど)を一緒に作っていく
こんな感じでとらえています。
本の中には、プラスして労働運動についても書かれていますが、次元が変わるので分けて考えています。
1の経営者の責任が何よりも大事になりますので、その内容の大筋を書いて自分にも落とし込みます。
どんなに情勢や環境が困難になっとしても維持して発展させる責任があります。
企業の全機能をフルに発揮させて、企業の合理化を促進して生産性を高め、発展に必要な生産と利益を確保するために全力を傾注する。
そのために経営を計画し、経営全般について明確な指針をつくること。
そして、開発や育成などやることは山ほどありますが、労働者の生活を守る意識を持ち、高い士気のもとに労働者の自発性が発揮される状態を企業内に確立する努力が決定的に重要です。
そのポイントは、正しい労使関係を樹立することです。
これが、1項「経営者の責任」の大筋です。
社員に対しての文句や愚痴を言っているうちは責任の受け止め方が足りていないと思います(自戒を込めて)
結局、自分に文句を言っているようなもんですから。
責任の部分に関しては、100%自分とすることが経営をするうえでは大事です!
人を生かす経営を行なう上で、この経営者の責任が最も大事な部分であり入り口になります。
ここの思いが不足していれば、コミュニケーションも良い会社づくりも中途半端になってしまうからです。
経営者の責任を受け止め、改めて社員との関係性を考えてみようと思います。